2011年7月21日木曜日

北海道知事へ要請書 泊3号は安全か?

経産庁保安院は、4か月の異例の調整運転中であった大飯一号と泊3号を、営業運転に移行しようと関電と北電に支持を与えました。その直後の7月16日に、大飯一号がトラブルで手動停止しました。そこで、7月18日、北電と北海道知事に、泊3号は安全なのか説明を求める要請書を提出しました。ところが、その回答を待っている間に、7月20日に枝野官房長官が、泊3号はすでに稼働中であり、政治的判断は必要ない、泊3号を動かすと発言しました。これを受けて、急遽7月21日より、道庁北門前にて座り込みに入りました。朝9時から夜9時まで座り込みを続けます。皆さん、応援にいらしてください。

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緊急要請
北海道知事 高橋はるみ 様
大飯一号は手動停止しました。泊3号は安全ですか?説明してください。
福島第一原発事故は、お茶、野菜、牛乳、牛肉をはじめとする食品汚染を含めて、広域な地域に放射能被害をもたらしています。福島の子どもたちや自主避難の方たちからも、セシウムが検出されています。
放射能汚染が広がる中、4か月の異例の調整運転が行われてきた、北海道の泊3号機と福井県の大飯1号機で、営業運転移行のための最終検査が予定されていました。保安院は、最終検査は2日間で終わり、今月末までにも、大飯1号と泊3号の営業運転を開始したいとしていました。ところが、その矢先の7月16日、大飯1号機は、緊急炉心冷却装置のトラブルが起き、手動停止となりました。北海道住民は、泊3号の安全性に対して、さらなる大きな不安を感じ、営業運転開始に非常な危機感を持っています。
福島第一原発事故以来、全国で初めて営業運転に入ろうとしている泊3号に、今、全国が注目しています。なぜ泊3号機が全国の原発より安全なのか、大飯1号で起きたようなトラブルが泊3号機で起こる可能性はないのか、説明してください。 1986年のチェルノブイリ事故のあと、最初に稼働を開始したのが、泊原発でした。北海道はこの歴史を繰り返すつもりでしょうか?
7月20日までに、下記まで回答をお願いします。

2011年7月18日